<環境>
塩釜市は松島湾に面した人口8万人ほどの港湾都市です。古くより商港として栄え、東日本でも有数の水揚高を示し、水産練り製品生産では日本一の生産量を誇っています。また、奥州の一の宮・塩竃神社 があり、名勝松島観光の入り口として年間100万人を越える観光客が訪れます。蔵元は観光桟橋からもほど近い所にあり、十数年前までは蔵の裏手まで船が入り、荷の積み下ろしを行っていました。敷地内には江戸時代末期に建てられた土蔵や大正時代の石造りの蔵は、いまでも仕込み蔵として使用しています。 |
<造り>
戦後の物不足の頃より、高品質の酒造りを目指し、名杜氏とうたわれた平野佐五郎に酒造りを任せ、米を磨き、設備を整えました。現在は佐五郎の甥の重一氏が後を任されています。原料米は主に、トヨニシキ・ササニシキ、ひとめぼれを平均精米歩合60%まで磨き、仕込み水は松島湾近くのやや硬水の井戸水を使用しています。酵母は、自家酵母(浦霞酵母)を用い、低音でじっくりと時間をかけて発酵させます。各段階のおいて基本に忠実に丁寧に造ることを心がけています。 |