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臥龍梅という名の由来・・・
当地、静岡県清水市は清流と鮎の美味しさで名高い興津川を水源に擁し、その名の通り古来水の綺麗な土地として知られてきました。「臥龍梅」は興津川沿いの甲州身延街道に面した山麓でその良質の水を仕込み水として丹精こめて醸造したお酒です。蔵の周辺には東海随一の景勝地として知られ、興津川西岸の海沿いには三保松原から遠く駿河湾を望む古刹、清見寺があります。開山を万葉の昔に遡るその清見寺の庭の一隅で、寒さなお残る2月下旬、寒気をものともせずひときわ凛とした風情で花を咲かせる梅の古木があります。徳川家康公お手植えと伝えられ、さながら龍が臥したような見事な技振りから、「臥龍梅」と命名された梅です。
昭和12年の秋、清見寺を訪れた女流歌人「与謝野晶子」はこの梅を題して次のように詠じています。「龍臥して 法の教えお聞くほどに 梅花のひらく 身となりにけり」この梅の馥郁たる香りとその技振りの力にあやかって「臥龍梅」と名付けられました。
臥龍梅は大手メーカーなど液化仕込みによる低価格酒や、地酒とは名ばかりの大量仕込みの量産酒とは違い、日本酒本来の伝統を守りながら地酒メーカーとして全量600キロの吟醸仕込みで一切手抜きなしの醸造をしています。そして、その臥龍梅の販売ルートに関しては卸ルートを廃止し、一地区一店の地酒専門店との直送のみの全国限定30店特約店直送という、妥協を許さないこだわりぶりです。600キロ仕込みとは全国新酒品評会などに出品される真精大吟醸などに使われるタンクですが、臥龍梅は本醸造・純米酒まですべてこの600キロ仕込みで醸されています。これは本当にすごい手間隙がかかっています。こんだけ手間をかけているのにもかかわらず価格は周りの価格とほとんど変わらず、手間をかけて旨い酒に低価格とはとてつもなくパフォーマンスに優れていると思います。
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